転職未経験の方には信じられないかもですが、「ちょっと給料がいい」という程度でも、気軽に転職する人は珍しくないです。 | Books&Apps
この記事で書きたいことは、大体以下のようなことです。
・転職未経験のマネジメント層の人が、「転職というものは非常にハイリスクであり、転職を決断するからにはよほどの理由がある筈」と考えているのを観測した
・個別のケースについては色々とあるだろうけど、現在「転職」というものは昔よりずっとやりやすくなっており、ちょっとした待遇向上や「環境を変えたい」程度の理由で気軽に転職をする人も増えている
・マネジメント層が、転職について「非常にリスクが高く、滅多なことではしない」ものだと考えていると、離職対策を誤る可能性がある
・そういった認識齟齬を防止する為に、転職をする気がなくても転職活動をしてみるのは悪くないかも知れない
正直、私の肌感としては、「ちょっと給料がいい転職先が見つかった」って、転職を決断する十分過ぎる理由になり得るんじゃないのかなーと。
それに加えて、「今と違う仕事が経験出来る」ということは物凄いメリットなんじゃないかなーと。
なんなら年収現状維持でも職場を変える意味はあるのに、20万も年収上がるなら全然気兼ねなく転職しちゃうんじゃないかなーと。
で、それにつれて、なのかも知れないですが、企業側の転職に対するイメージも変わりつつあると思うんですよ。
昔なら短いスパンで何度も転職する人が「ジョブホッパー」と呼ばれて忌避されたりしましたが、最近は別段IT業界でなくても、「隔年で所属先が変わっている」という人がそれ程珍しくなくなっているし、採用でも普通に採用対象になったりしている。
むしろ、企業によっては、「ある程度転職経験を積んでいた方がキャリアアップの志向があるとみなされて評価が上がる」という話もしばしば聞きます。